風邪じゃないかも!なかなか治らない『咳』の原因を探ります

風邪などの感染症が増える季節、
電車などの密閉空間で咳き込んでいる人を見ると
失礼ながら少し警戒してしまいます…。

でもご本人はつらいでしょうね!
咳が長引くとどんどん体力が奪われていくし、
「これ、何か悪い病気かも…?」
なんて、怖い想像も頭をよぎるかもしれません。

実はこの時期、咳の症状で病院を受診する方が
激増するのだとか!

それはなぜなのでしょうか?
咳が長引く場合、どう対策するのが最善なのでしょうか?

調べてみましたので、さっそくご紹介したいと思います。

【長引く咳の原因は「咳喘息」かもしれません】

秋~冬にかけての時期は、「咳喘息」の患者さんが急に増えるのだそう!

咳喘息とは一般的に

「空咳が長期にわたって続き、咳だけを症状とする病気」だと
されているようです。

咳喘息は気道に慢性的な炎症があり、
刺激に対して敏感になってしまっている状態です。

風邪などで喉に炎症が起きた後に咳喘息に移行するケースが多いため、
風邪が流行する時期には咳喘息の患者さんも
増えるというわけなんですね。

風邪の諸症状が治まったのに咳だけがしつこく残っている場合は
要注意です。
具体的には、こんな方は「咳喘息」を警戒する必要があるようですよ。

・風邪をひいてから2週間以上咳が続いている方
・朝晩に咳がひどくなる方
・喉が敏感になっていると感じる方
・アレルギーを持っている方

「風邪の咳が残っているだけだ!」と簡単に納得してしまうのは
危険かもしれませんね。

【咳喘息の治し方は?自然に治ることはある?病院に行くべき?】

では、咳喘息になってしまったらどう行動するのが
正解なのでしょうか?

実は、咳喘息は自然に治ることもある病気なのです。
そのため、放置してしまう方も少なくないようなのですが、
やはり、病院に行ってしっかり治療するのが安心と言えそうです。

というのも、咳喘息の患者さんの30%程度が
「気管支喘息」に移行すると言われることもあるからです。

気管支喘息になってしまうとゼイゼイ喉が鳴るようになったり、
息苦しさをおぼえたり、ひどいときは呼吸困難に陥ってしまうことも!
(いわゆる、「ぜんそく」の症状ですね)

気管支喘息による呼吸困難は人を死に至らしめることもある
怖い症状です。

そうならないためにも、医療機関で適切な診断・治療を受けて
咳をしっかり治す方が良いですよね。

咳が少し治まると治療をやめてしまう方もいらっしゃるようですが、
咳喘息は再発する可能性も高い病気なので
自己判断で通院をやめるのは賢いとは言えないかも。

素直にお医者さんの指示に従いましょう…!

【咳喘息にならないようにするにはこうする!対策法あれこれ】

そんな怖い咳喘息、できることならなりたくないですよね。
そのためには、例えばこんなことに気を配ると良いとされています。

咳喘息予防1:そもそも風邪をひかないようにする

咳喘息は風邪に併発することも多い病気。
手洗い、うがい、マスクなどの基本的な感染症対策をして、
そもそも風邪をひかないように自衛することが
実は一番の予防法と言えるかもしれません。

咳喘息予防2:気温差に気を付ける

一般的に室内外で5度以上の気温差があると
咳喘息の発作が起きやすいとされているようです。
暖房をかけすぎないように気をつけて、
上着などで体温調整をすると良いとのことでした。

咳喘息予防3:アレルギー物質を避ける

咳喘息は一種のアレルギー反応とも捉えられています。
そのため、アトピー持ちの方やアレルギー体質の方は
咳喘息になりやすいとも言われています。

普段からこまめに掃除をして
ダニやホコリなどのアレルギー物質を減らしておくことで
咳喘息の発症や悪化を防ぐことができるかもしれません。

咳喘息予防4:喉への刺激を避ける

禁酒・禁煙は基本。
辛い食べ物や香辛料も避けた方が良いでしょう。
人によっては化学物質の刺激によって咳喘息の発作が出てしまうことも
あるようなので、化粧品や洗剤などの香りにも要注意とのことです。

咳喘息予防5:コーヒーを飲む

意外ですが、コーヒーには「気管支を拡張させ、炎症を抑える」
という作用があるため、咳予防に効果的だという意見があるようです。

なんと、一日3杯程度のコーヒーを飲むだけで
ぜんそくの発症が抑制されるというデータもあるとか。

簡単な対策法なので、コーヒー党の方には朗報ですね。

風邪→咳喘息→気管支喘息…と悪化して苦しい思いをしなくて済むように、
普段から喉のケアや体調管理を頑張っていきましょう!

【長引く咳や眠れないほどの激しい咳…咳喘息以外の病気の恐れもあります】

さて、これまで咳喘息の怖さや対策法について書いてきましたが、
長引く咳や眠れないほど激しい咳がある場合は
咳喘息以外の病気の恐れがある点にも触れておきたいと思います。

咳が症状として現れる病気としては、例えばこんなものが
疑われるようです。

・肺炎

肺炎は風邪に似た症状が出る病気。
幅広い世代の方に発症しうる病気で、放置すると重篤化したり、
後遺症が残ったりすることもある怖い病気です。
激しい咳や高熱が出ることが多いようです。

・COPD

COPDは「たばこ病」と呼ばれることもある病気。
喫煙が原因の慢性的な疾患(肺気腫や慢性気管支炎等)の総称です。

COPDの症状は咳やたん、息切れ。

息切れの症状があるのがCOPDの特徴なので、
たばこを吸う方で心当たりがある場合は検査を受けることが推奨されています。

・結核

「昔の病気」とは言い切れないのが「結核」です。
近年でも感染者はいますので、
咳が続く時には結核が疑われる場合もあるようです。

結核にかかると最初は風邪と似た症状が出ますが、
次第に重症化して血の混ざったたんや喀血が見られるようになります。

風邪の場合は2週間もあればウィルスが排出されて治癒するのですが、
結核の場合はそうはいきません。

やはり、「2週間以上」咳やたんが続いている、というのが、
風邪とその他の病気を見分けるポイントになりそうです。

・がん

一部の肺がんでは、初期症状として咳やたんなどの症状が出ることが
あるようです。
早期発見のきっかけになることもあるでしょうから、
特に喫煙者の方で原因のわからない咳がある場合は
医療機関に相談して検査を受けてみると良いかもしれませんね。

身近な症状である「咳」。
ついついセルフケアでなんとかならないかと思ってしまう症状ではありますが、
咳喘息や気管支喘息をはじめ、
怖い病気の症状の可能性があることを知って、
適切に対処していきましょう!