辛い食べ物と健康の関係を探る!激辛でがんになるってホントなの?

最近、「辛い」食べ物が流行っている気がしませんか?

テレビでタレントさんが汗をびっしょりかきながら激辛料理を食べているのをよく見ますし、山椒などを使用した、「しびれる辛さ」を売りにした料理を街で見かけることもしばしばあります。

そういう私自身も辛いものは好きで、今日もちょうど「テグタンクッパ」という、辛い韓国料理を食べたばっかり!

辛いものって食欲が増進されるし、汗をかいてすっきりするから好きなんですよね。

でも、以前「辛いものが好きな人は食道がんになりやすい」と聞いたことがあって…

「辛いものって食べすぎないほうが良いのかな~??」とぼんやりした不安を抱きながら本日まで来てしまいましたので、この機会に「辛い食べ物」と「健康」の関係について調べてみることにしました。

【激辛好きはがんになりやすいってほんとなの??】

私が以前耳にしたのは、「辛いものが好きな人は食道がんになりやすい」という情報。

キムチなどの辛いおかずを日常的に食べる韓国では食道がんの発生率が高い…というおまけ情報もあったと記憶しています。

今回、食道がんと辛いものの関係について調べてみると、食道がんの危険因子(リスクファクター)としては

・多量の飲酒
・喫煙
・辛いものや甘いものなどの嗜好品
・熱い食べ物や飲み物

が挙げられることが分かりました。

やはり、辛いものはリスクとして挙げられているようですね。

しかしながら、遺伝や他の生活習慣の影響も多分に受けると考えられるため、辛いものだけが食道がんの原因とは言えないようですね。

辛いものを食べる韓国人に食道がんが多いというのは、今回調べた限りでは明確な根拠が見つけられませんでした。

がんになるかならないかというのはそんなに簡単なことではないですから、「辛いもの」が好きだからがんになる!とは言い切れないでしょうね。

しかし、食道粘膜に刺激を与える行為が食道がんのリスクになることは確かなようなので、あまりに激辛なものを頻繁に食べることは危険な行為と言っていいかもしれません。

ちなみに、初期の食道がんには自覚症状がほとんどないことが多いものの、まれに「辛いものを食べるとしみる、胸が焼ける」と感じる方もいるみたい。辛いものをおいしく食べられなくなったら食道のチェックをする必要があるかも!!

【辛いものを食べると血圧が上がって危険ってほんと??】

辛いものを食べると体がカ~っと熱くなって血流が良くなる感覚があるので、「辛いものを食べると血圧が上がる」というイメージを持っていた私。しかし改めて調べてみると

「辛み成分であるカプサイシンは毛細血管を拡張させて血流を促進させるが、血圧には影響しにくい」

ということがわかりました!

これは意外。完全に思い込みをしていましたね。

ですが、「辛いものを食べると味覚が鈍くなり、塩分が強いものを欲してしまうので危険」という指摘はあるようです。辛旨い料理には塩分が多く含まれていることも多いのでその点には注意が必要ですね。

しかし引き続き調べてみるとこれにも反論があることが判明。

なんと、カプサイシンには「塩味を感じさせやすくさせる働き」があるという研究がなされており、中国人を対象にした実験では「辛い食べ物を好むグループは辛い食べ物を好まないグループに比べて一日の塩分摂取量が少なく、血圧も低い」ことが分かったというのです。

これについては今後も研究が続いていくとのことなので現段階で「辛い食べ物を食べれば血圧が下がる」と断定はできませんが、辛いもの好きで血圧が気になる方には朗報と言えるかもしれませんね。

【辛い食べ物を控えた方が良い人っているの??】

ここまで調べてみて、『健康な人であれば適度に辛いものを摂るのは問題ないんだな』と感じているのですが、やはり刺激物であることには変わりありません。

辛いものを食べたらダメな人っているのかな?と気になったので調べてみました。

辛いものを控えた方が良いのは例えばこんな方。

まずは、消化器系に疾患がある方です。口から入った辛い食べ物は食道や胃、腸を通ることになりますが、そこに潰瘍や炎症などがある場合、辛み成分による刺激をダイレクトに受けてしまいます。症状が重くなったり、治りが悪くなるとされているので要注意ですよ。

下痢をしやすい方や、痔がある方も辛いものは控えた方が良いでしょうね。

続いては、痛み止めを飲んでいる方。痛み止めの中には胃への刺激が強いものもあるため、それだけで胃が荒れるリスクがあります。

そこに辛いものが重なってしまうと胃炎を起こすリスクが高まるので痛み止めを飲む際には辛いものは避けるようにすると良いですね。

また、普段辛いものを食べない方や、「辛いものは苦手」と自覚している方は無理して辛いものを食べないほうが良いですよ。そのような方は辛いものに対する耐性が低く、消化器系の炎症などを起こしやすいとも言われていますよ。

ちなみに、生理中、妊娠中、授乳中など女性にとって気になるタイミングでは辛いものは特には制限されないようです。食べ過ぎないように気を付ければ普通に食べてOKのようです。

【辛いもののメリットをまとめてみました。胃を荒らさない工夫もご紹介!】

辛いものは健康に悪い?という不安から始まったこの文章ですが、最後に辛い食べ物のメリットについてご紹介します。

まずは「食欲増進」というメリット。適量のカプサイシンには胃を刺激し、唾液の分泌を増やして食欲を高めてくれる働きがあるため、食欲が落ちる夏場などには辛いものを取り入れると良いかもしれません。

続いては「ダイエット効果」!カプサイシン自体には脂肪燃焼作用はないのですが、カプサイシンを摂ると作り出される「アルカロイド」という物質には脂肪を燃焼しやすい環境を作り出す効果があるとされているので、辛いものを食べたあとに有酸素運動をすることでダイエット効果を高めることができるという意見もあるようですね。

最後は「代謝アップ効果」というメリットです。辛いものを食べると発汗が促され、血流がアップして体の代謝が高まります。

代謝が高まると美肌効果や冷え性改善効果、肩こりや便秘解消効果が期待できるので、代謝の低さが気になっている方は辛いものを取り入れてみるのも良いかも。

中国の北京大学での研究によると、辛いものを食べて代謝を良くすることでなんと『死亡率』を下げることもできるのだとか!これについても研究の続報を待ちたいですね!

辛いものを食べたいけど胃への影響が気になる場合には牛乳やヨーグルト、チーズ、ラッシーなどを直前に摂ることで粘膜を保護して刺激を和らげてくれます。

そのような工夫を取り入れながら、辛いものと上手に付き合っていけば、健康に悪いどころか、良い効果を得ることも期待できますね。

私自身も、摂り過ぎや塩分量には気を配りつつも、辛いものをおいしく食べたいと思います!