温泉で美肌に!pH別効果や温泉水スキンケアについて調べました

日本には各地に温泉がありますよね。
それぞれに泉質が異なりpH値や成分などに違いがあるのですが、温泉と聞くと一概に「肌に良い」っていうイメージ、ありませんか?
しかし、温泉が肌にどのような影響を与えるのか、スキンケア効果があるのかどうか、実際にはよくわからないという方も多いのではないでしょうか。
ここからは温泉と美肌の関係や温泉水を活用したスキンケアについてご紹介していきたいと思います。

【アルカリ性?酸性?pH値で大きく異なる温泉の『肌への作用』を調べてみました】

温泉とお肌の関係を考えるときの大きなポイントとなるのが、温泉の『pH値』です。
pH値とは物質の酸性度、アルカリ度を数値で表したもので、pHが3.0未満だと酸性、11.0を超えるとアルカリ性とされます。

アルカリ性の温泉は肌を柔軟にし、皮脂を溶かして取り除く作用があるとされます。
温泉水が肌に触れるとヌルヌルするような感覚があるのが特徴で、ソフトピーリング効果やメラニン分解効果も期待できるとされていますよ。
一般的に「美人の湯」「美肌の湯」などと呼ばれる温泉にはアルカリ性のものが多く、女性に人気がある印象がありますね。
しかしアルカリ度が強すぎる温泉は肌が乾燥してしまったり、刺激が強かったりするため要注意!
乾燥肌の方や敏感肌の方は特に、「弱アルカリ性の温泉」を選ぶと適度なスキンケア効果が期待できるようです。

酸性の温泉は肌にピリピリとした刺激があるのが特徴。
殺菌作用が強いので、ニキビや湿疹などに効果が高いとされています。
また、新陳代謝を高めて肌の再生を促す作用も期待できるため、酸性の温泉につかると傷の治りが早くなるという意見もあるようですね。
温泉の酸性度が高まると肌への刺激も強くなるため、お湯からあがる際には真水でしっかり洗い流すと安心とのことです。

アルカリ性の温泉も酸性の温泉も、異なる作用で肌への良い影響があるようです。
温泉旅行などを計画する際には、温泉のpH度を調べてお好みの美肌効果を狙ってみるのも良いかも…?

【家でも温泉スキンケアできる?入浴剤や湯の花って、肌に良いの?】

温泉のスキンケア効果について理解したところで、近所に温泉がある方以外は毎日入るのは難しいですよね。
家でも温泉の恩恵を得られる方法はないのかな?と探ってみたところ、例えば「湯の花」や「入浴剤」でも入浴によるスキンケア効果を高められることが分かりました。

湯の花は温泉の不溶性成分が結晶化したもので、入浴剤として使用する目的で採取されることが多いそうです。
湯の花はお湯に溶かすだけで温泉気分を味わえると人気で、観光地のお土産として販売されているほか、ネット通販でもいくつも見つけることができましたよ。
ネット通販されていた別府温泉の湯の花の効能には「あせも、ただれ、しっしん、しもやけ、水虫」など、肌に関連する効能も挙げられており、「お湯に溶かすだけで別府温泉と同じお湯ができる」とのこと!
そのような湯の花をお湯に溶かして入浴すれば、温泉と同じようなスキンケア効果を得られるかもしれません。

しかし、硫黄分を含む湯の花の場合は風呂釜を傷めたり、浴槽に着色してしまう恐れもあるので要注意ですよ。
使用方法をよく読んで使用するようにしたいですね。

また、入浴剤を選ぶ場合には温泉の成分に近づけて作られたものを選ぶことでスキンケア効果を実感しやすくなるとされていますよ。
一般的には「炭酸水素塩泉」「硫酸塩泉」「硫黄泉」の泉質の温泉に加えて「弱アルカリ性」の温泉が美肌の湯とされることが多いようで、そのような処方の入浴剤も多く市販されています。
入浴剤の場合は湯の花と違って風呂釜を傷めにくかったり、残り湯を洗濯に使えるなどのメリットも挙げられるため、日常的に使用しやすいのが良いですよね。

そもそもわかしたての「さら湯」に入ると残留した塩素が肌への刺激となるし、肌からミネラルが溶け出すため乾燥肌の原因になるとも言われています。
お肌のためにはお湯に何か入れて入浴するのが良いと言えるでしょうね。

【温泉水配合のスキンケアアイテムって、どう?どんな効果があるの?】

毎日のスキンケアに温泉の力を取り入れたいなら、温泉水を配合したスキンケアアイテムを使用してみるのはいかがでしょうか?
例えば温泉水をそのまま詰めた『温泉水ミストスプレー』には肌を柔軟にしつつ保水する作用が期待できるとのこと。
温泉水を配合した化粧水、美容液、クリームなどは肌の弾力性を高め、角質層を柔軟にして美容成分や保湿成分の浸透を良くしてくれる作用が期待できるとされています。

それらのスキンケアアイテムに使用されるのは中性~弱アルカリ性の温泉水がほとんど。
そのため、乾燥肌や敏感肌の方でも安心して使用できるという口コミも多くありますよ。

温泉水を100%使用した温泉水ミストはシューっとするとさっぱり感を味わえるので脂性肌の方にも人気のアイテムです。
アルカリ度が高いものだと余分な皮脂を取り除く効果があるのか、デコルテニキビが改善したという口コミも見つけられましたよ。

しかし、「温泉水は水道水に比べると保湿効果がある」ものの、やはりそれだけでスキンケアを済ませるのは良くないようです。
温泉水ミストをスキンケアに取り入れる場合は美容液やクリームなどを使用してきちんと保湿をするようにしましょうね。
温泉水ミストはプレ化粧水、ブースターとして使用するのが上手な使い方かな?と個人的には感じています!

温泉水ミストと言えば、有名な「アベンヌウォーター」も実は温泉水ミストスプレーだってご存知ですか?
南フランスのアベンヌ村に湧き出る温泉水を使用したミストスプレーであるアベンヌウォーターにはミネラル(マグネシウムとカルシウム)がバランスよく含まれているそう。
そのおかげで角質層のバリア機能が整い、肌状態を良好に保つことができると言われているんです。

アベンヌは『デルモコスメティック』(化粧品と皮膚薬の中間に位置する化粧品)のパイオニアとして知られているということもあり、アベンヌウォーターも肌に良いというイメージが浮かびます。
日本にも『湯治』という概念がありますし、「温泉水を皮膚の治療に活用する」という考え方は世界共通なのかもしれません。
そう考えると、温泉に恵まれた日本で温泉水をスキンケアに活用しないのはもったいないと言えるのかも…?

以上、温泉のpH別効果や湯の花・入浴剤について、さらに温泉水スキンケアアイテムについてご紹介しました。
温泉街に住む方の肌はツルツルで若々しいとも聞くので、そのような方がうらやましい!
温泉水のスキンケア力に興味が湧いたら、湯の花や入浴剤、基礎化粧品でその効果を試してみてはいかがでしょうか?